咽頭残留の原因を10個挙げる
今回は、咽頭残留の原因を思いつくまま挙げたいと思います。
目標は10個です!
①(麻痺や廃用、加齢による)喉頭挙上不全
②(加齢や廃用による)喉頭下垂
③(球麻痺による)咽頭収縮筋の一側性麻痺
④(廃用やサルコペニアによる)咽頭収縮筋の筋力低下
⑤(痩せによる)咽頭腔の拡大
⑥(球麻痺や仮性球麻痺による)軟口蓋挙上不全
⑦(麻痺や認知症、拘縮による)口唇閉鎖不全
⑧(球麻痺による)食道入口部開大不全
⑨(固縮や拘縮による)頚部屈曲制限、特に頚部伸展位
⑩ マーゲンチューブの留置
⑩のマーゲン留置は、30代健常者のVE検査においてパンが挟まるのを視認して、改めて健常者でも残留するんだと妙に納得した覚えがあります。
詳しくは、別記事『健常者のVE・VF所見(頚部伸展位、マーゲン留置、水分と固形物の混合嚥下)』をご参照ください。
以上、とりあえず10個挙げましたが、他にもまだ挙げ切れていない原因はあると思いますし、一括りに咽頭残留といってもその原因によって対応もそれぞれ変わってきますので、参考や再確認してみてください。