言語聴覚士になるメリット・デメリット

今回は、言語聴覚士として17年働いてきた私が「言語聴覚士になるメリットとデメリット」をそれぞれ3つずつお伝えしようと思います。

 

では早速、まずメリットから挙げていきます。

 

1.専門職である

言語聴覚士の仕事は専門性の高い仕事であり、知識経験を積み上げられ、職場が変わっても汎用性のあるスキルを持てるというところが、まず一つ目のメリットだと思っています、

また、国家資格という形で、社会的にそのことを証明することができます。

 

 

2.需要がある 

超高齢社会において、需要の高い専門性を有していることから、就職先が多いというのもメリットだと感じています。私自身、何度か職場を変わっていますが、その際も実際、転職はしやすかったです。

これから、AI時代が到来しても本物の人間が関わることの価値はますます高まるのではと考えており、触れ合いを必要とする対人援助の仕事は生き残れる仕事ではないかと考えています。

 

1つ目と2つ目のメリットは、一つの職場で何があっても勤め上げる自信のなかった自分にとって、転職が不利になりにくいという点で大きなメリットでした。

 

 

3.「ありがとう」 をもらえる

3つ目は、「ありがとう」と相手に喜ばれることです。対人援助の仕事全般に言えることだと思いますが、ダイレクトに「人の役に立てたという実感」は、この仕事の醍醐味だと思います。

 

 

 

では、続いてデメリットというか、厳しいなと感じるところを挙げていきます。

 

 

1.マンネリ感 

マンネリはどんな仕事でもあることかもしれませんが、STの仕事は専門性があるがゆえに、仕事の幅が限定されています。

専門性があるがゆえにどこまでも深く追求できる一面、「ここまででいいや」と思えばそれまでで、スキルも知識も停滞したまま日々過ぎてしまいかねません。

 

 

2.給料の頭打ち感 

リハビリの仕事は、1単位20分でその時間に対して決まった診療報酬が支払われる仕組みです。つまり、質ではなく、量(時間)がお金に反映されます。

かつ、週当たりの取得単位はMAX108単位までと決まっているので、どれだけ頑張っても個人がもたらす診療報酬の上限は決まっており、お給料もそれに準じることになります。

管理者となればプラスアルファはあってもSTはリハビリ職のなかでもマイノリティなので、リハビリ科のトップにはなりにくいのかなと思います。

 

 

3.仕事内容が人生(生死)に関わる 

言語聴覚士という名称ですが、摂食嚥下に関わるリハビリはほぼ避けて通れないのが実態だと思います。 

摂食嚥下リハビリは生死に直結することもあり、喜びもあれば、無力感や理不尽さを痛烈に感じることもあります。

チーム医療において、摂食嚥下の評価は、STが中心的な役割を担うことが多く、やりがいの反面、責任も重く感じます。

 

また、失語症や高次脳機能障害などの評価・訓練においても相手の人生に大きく関わることになります。

 

 

以上、今回は私が言語聴覚士として働いてきて感じる良いところと厳しいところをお伝えしました。

 

この記事が、これから言語聴覚士になろうかと考えている方の参考になったり、今現在、言語聴覚士として働いている方にも読みものとして楽しんでいただければ嬉しいです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

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