摂食・嚥下リハビリテ―ションにおける大切なことBEST3!
今回は、STの立場から、摂食・嚥下リハビリテ―ションについての私見を書こうと思います。
私は、「摂食・嚥下リハビリテ―ションは結局、マネージメントに尽きる」と思っています。
ここで言う摂食・嚥下リハビリテ―ションにおけるマネージメントとは、『いかに誤嚥性肺炎を予防しつつ、その人のポテンシャルを最大限引き出せるか』ということです。
その人の最大限のポテンシャルを具体的に示したのが『長期目標』であり、長期目標に至るまでの道筋が『短期目標』だと考えています。
そのマネージメントを可能にするには、なんといってもまず『評価』が必要です。
だから的確な評価が、やはり一番大切かつ重要だと思います。
次に大切だと思うことは、『連携』です。
医師、看護師、介護士、管理栄養士、PT、OT、歯科衛生士、ご家族、ケアマネージャー、ソーシャルワーカーなど(順不同)といかに連携をとれるか。
「連携をとる」とは、情報の交換や共有、関係者の意向や希望を汲んだり伝えたり、方針を調整したり、コンセンサス(関係者の合意)を得たり、協力を求めたり応じたり…といったことです。
そして、最後が『訓練』です。
ここでも的確な訓練には、的確な評価が必要不可欠なのは、言うまでもありません。
よって、個人的に思う摂食・嚥下リハビリテ―ションにおける大事なことBEST3をあえて順位付けすると
1位 評価
2位 連携
3位 訓練
となりますが、皆様はどうお考えでしょうか?