職場での関係作り~報告・連絡・相談が出来ないのは誰のせい?~
報告・連絡・相談の頭文字をとってホウ・レン・ソウと言いますよね。
仕事をしていく上での基本であり、重要なことです。
そのホウレンソウが出来ないと上役の人は、そのホウレンソウが出来ていない部下や後輩を責めることがあるかと思います。
でも、これって本当に部下や後輩だけが悪いのでしょうか?
ホウレンソウが自然に出来る関係性を築いていない自分(上役)のせいもあるのではないでしょうか。
私は今までそういう関係作りや働きやすい環境作りの上手い、お手本になるような上司に恵まれてきたと思います。
そういう上司のもとで働いていると、何かあると話したくてウズウズして、自然とホウレンソウしていることに気付きます。
その関係作りのコツですが、
1.干渉しない
2.相手の話を聴く
の2点に尽きるかと考えます。
1の『干渉しない』は、基本的に相手の『思ったようにしてくれたらいい』『やりやすいようにしてくれたらいい』というスタンスでいることです。
ただ、それだけだとリスク対応が疎かになる可能性があるので、最低限のリスク管理に関しては干渉が必要かと思います。
その最低限のリスク管理のポイントを熟知し、抑えていることが上役の務めでもあると考えます。
あとは、自主性を重んじてくれて、例え失敗しても長い目で見て信じてくれてるなぁと感じたら、とても話やすいですよね。
ここで言う『信じる』というのは、うまくやれることを信じるのではなくて、失敗してもそこから学んで修正していける力を信じてもらえているという感覚ですね。
私も失敗からしか学べないことが沢山あるなぁと感じますし、試行錯誤のなかで身につけたものが本当の力・武器になると思っています。
2の『相手の話を聴く』というのは、言い換えるとこちらの思いや考えを知ろうとしてくれるイメージです。
相手の思いや考えを知るとは、相手が思っていることや考えていることを『そう思ってるんだな』『そう考えているんだな』とそのまま認めることだと思います。
そういうスタンスで話を聴いてもらえると、『認められている』『わかり合える』『必要とされている』『敬意を払われている』『心が通い合う』『受け入れられている』といった感覚に繋がります。
これらは、人としてとても嬉しいことです。
こういった感覚を与える方法の一つが『相手の話を聴く』ことではないでしょうか。
話を聴く時は、①手を止めて、②相手の方を向き、③目を合わせる というのが、経験上、大切なポイントになると思います。
当たり前のようなことですが、意外とできていなかったりして…。
安心感があって、なんでも話せるし、聞いてくれる上司って理想ですよね。