摂食・嚥下評価では、何を伝えるか?
摂食・嚥下評価のオーダーを受けて、その結果をDr.やNsに伝える際に何を伝えたらいいでしょう?
嚥下反射遅延の有無や程度でしょうか、咽頭クリアランス能の程度でしょうか、はたまた食塊形成や咽頭への送り込み能力でしょうか…
それら評価したことを細かく伝えていくのも良いかと思いますが、忙しい業務のなかでは簡潔に相手の知りたいことだけを伝えるのが一番だと思います。
という訳で、相手(Dr.やNs)が知りたいことは何かということですが、結局のところ…
①食べられるのか、食べられないのか
②食べられるなら、何をどれだけ食べられるのか
③飲水は出来るのか(どうすれば飲めるのか)
④服薬は出来るのか(どうすれば安全か)
⑤今後はどうなることを目指すのか(リハビリの方向性)
の5つに集約されると思います。
他の細かな評価は、自分の胸にしまって今後の介入に活かし、訊かれたときに根拠として答えればよいのではないでしょうか。
評価したことを上記5つのポイントに落とし込めてこそ、本当の評価と考えています。
逆に上記5つのポイントを明確に伝えられないのであれば、評価としては片手落ちではないかと考えます。