口輪筋の鍛え方
中枢性顔面神経麻痺に対して、程度にもよると思いますが、CI療法は有効と言われています。
特に口唇の突出ー引き運動ならわかりやすいし、取り入れやすいですね。
結果も見た目で提示しやすいですし。
(ただ、麻痺側の自動運動がほとんど不能な人には、むしろ非麻痺側の抵抗運動になっているのではないかと感じることもありますが…)
でも、閉口運動は力の入れ具合とか、変化がわかりにくいし、訓練に取り入れにくくないですか?
そこでオススメなのが、ブローイングを利用した口唇閉鎖訓練です。
文献によると口輪筋はストローでの吸引時に最も強く収縮するとありました。
そこで、私は口唇閉鎖不全がある患者さんに吹き戻しを使ってブローイングをしてもらっています。
実際、吸うのと吐くのでは口輪筋の収縮は違ってくると思いますが、ストローでの吸引を疑似的に吹き戻しのブローイングに置き換えて取り入れています。
軟口蓋挙上不全に対するブローイング訓練は意味がないとされていますが、口唇閉鎖に対しては効果ありではないかと考えています。
また、ブローイングは呼気の訓練や流涎対策としても口唇閉鎖が有効なこともありますし、兼ねてやっても良いと思います。